
・30代の転職活動を上手く進めるコツが分かる
こんにちはたけと申します。現在、半導体メーカーでプロセスエンジニアとして働いています。私自身も34才、46才で2度転職を経験しております。3社目の会社は2020年10月に入社しました。
実際やってみて分かりましたが、確かに30代の転職はどんな風に進めるべきかしっかりビジョンが無いと難しいですよね。ちなみに私は4社受けて1社合格、という感じでしたので凄く順調と言う訳ではありませんでした(笑)
ですが、転職開始当初なかなかうまく行かなかった点をしっかり反省し、やり方を見直したら最後はすんなり採用して頂けたので、30代転職の一つの成功の形は知っていると思います。
本日は過去の経験から30代転職活動中のあなたへ少しでもお役に立てるメッセージが出せれば良いかなと思います。では詳しくご説明いたします。
この記事でわかること
30代転職活動がうまくいかない理由とは?
転職活動がうまくいかない理由は以下の4つです。
- 現職と全く同一の仕事を希望している
- 給料にこだわりすぎる
- 何が出来るか?何をしたいかを明確にしていない
- マネジメント経験が全くない
では、さっそく詳しく解説していきます。
現職と全く同一の仕事を希望している
現職と全く同一の仕事を探しても、通常の場合は難しいです。そう言い切れる理由は、やはり各社ごとに組織構成や役割が全く違うからです。
転職経験がある方でしたら納得して頂けると思いますが、同じような役割を持った部署で、同じような仕事に就いたとしても、責任やルール、流儀、求められるアウトプットの質が全く違います。
よって「今と同じ仕事をしたい」という希望をいつまでも抱いていても、正直実現性は低く意味がないケースがほとんどです。
給料にこだわりすぎる
給料にこだわりすぎても転職活動は上手く行かないでしょう。
というのも、同業界の同業種に転職するならばそれほど給料水準に格差がある訳ではないので、一気に年収100万も上がるケースなどは稀です。ですので無いものねだりで大幅給料アップを狙っても難しいという結論になります。
勿論、現職とは全く違うスキルを持っており、それを生かして新ジャンルに転職するならば一気に年収アップの希望もあるとは思います。ですが、これは珍しいケースではないでしょうか?
ちなみに私の場合は、30代での転職前後では給料はほぼ変わらずでした。私の場合は、沈みゆく泥船(前職)に残る訳には行かなかったのと、家族の近くで働けることが一番大事だったので「給料!給料!」と言うよりは
「何の仕事をしたいか?」
「どんな働き方をしたいか?」
ということを一番大事にして決断しました。
それでも給料にこだわってしまうなら・・・
手取りを増やす特効薬は格安SIMに変えることです。
家族なら月1万円以上、独身でも月5千円位産み出せます。
こちらの記事がとても役に立ちますよ。
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何が出来るか?何をしたいかを明確にしていない
自分に何が出来るか、何がしたいか明確にしないと転職活動は全くうまく行きません。
出来ること、やりたいことが明確になっていないとどの分野のどんな仕事なら転職できるか?の検討や絞り込みすらできない為、やはりこれではうまく行かないのは当然ですよね。
実は私も当初は、自分の出来ること、やりたいことをしっかり明確化出来ておらず、漫然と転職活動を続けていました。転職サイトやエージェントも沢山登録していたものの、忙しいことを口実にプロフィールやエントリーシートもいい加減でやっつけ仕事でした。
マネジメント経験が全くない
30代でマネジメント経験がないとやはり「それなりの人」、「その程度の人」とみなされ転職活動は上手く行かない可能性があります。応募先起業から軽く見られてしまう可能性があります。
30代ともなれば、後輩の1人や2人は面倒を見て1人前に育てているだろう、というのが世間一般的な見方です。
そして当然のことながら転職希望先の方もそう考えていますので、「マネジメント経験が全くない」というのは、30代としてかなり深刻な経験不足と考えて頂いた方が良いと思います。
私自身も前職ではマネージャーという立場で30代の部下を見ていましたが、「俺は専門職系だからマネジメントなんかしない」というのは、このご時世全く言い訳にならないというのが現実です。目を覚ましましょう。
30代転職活動をうまく進めるコツとは?
転職活動をうまく進めるコツは以下の4つです。
- 希望条件を細かくし過ぎない
- 給料よりも働き甲斐があるかを重視する
- 自分の強み・希望を丁寧にまとめてみる
- 後輩育成することでコーチング技術を磨く
それでは詳しく解説します。
希望条件を細かくし過ぎない
あまり条件を細かくし過ぎないことが大事です。というのも先程述べたように、例えば現職と全く同一の仕事を希望したとしても普通はそんな都合が良い仕事はなかなか存在しないものです。
ですので希望条件を設定するときは、これだけは外さない・外したくないという条件を最初にいくつか決めておきましょう。そして、それ以外に関しては、妥協出来るだけの心の余裕が無いと最初から転職の選択肢を狭めてしまいます。
感覚的ですが、今やってることの60~70%くらい同等のお仕事が出来れば十分ではないでしょうか?逆に、この程度の差異を許容し、やっていけるだけの自信と実績が欲しいところですね。
給料よりも働き甲斐があるかを重視する
給料よりも働き甲斐があるかどうかを基準にした転職の方が上手く行きます。
実は給料にこだわる人の多くが、これまでと同じような仕事はしたいけど、年収だけは100万円アップしたい、などと普通に考えればかなり無茶な願望を抱いています。
例えば半導体業界で、その会社を代表するような先鋭的で世界的にメジャーな特許でも発明したなら、同じ半導体業界で転職しても年収は100万円上がる可能性があります。何故なら、同業界であっても明確な能力による差別化ができるからです。
ただ一般の方が同業界で転職するケースでは、その業界でブッチギリで突き抜けるような結果を出している方は稀なため、ある程度決まった年収範囲に収まるのが当然なのです。
ですので、あまりに高望みの年収の仕事を希望するより、自分が「やりたい!」「楽しい!」と本心から思える仕事を選ぶ方がよっぽど現実的で意味があることです。
自分の強み・希望を丁寧にまとめてみる
自分の強み・希望をしっかりまとめることで転職活動が上手く行きます。というのも自分の強み・希望をまとめれば、これまで自分が何をやってきて
・どんなことが出来るのか?
・どんな知識があるのか?
・何をしたいのか?
が明確になります。この3点が整理されていると、現職と違う分野の仕事が出来るか否かの判断もちゃんとできるようになり、仕事の選択の幅が広がるのです。
特にマネジメント系の仕事の応募をするのであれば、応募先の仕事の専門知識があるかよりも「マネジメント経験と成功事例」がある方が圧倒的に有利になりますよね。自分の強みを整理していく中でマネジメントが得意!というのが分かれば、その職種をガンガン攻めることが出来るんです。
後輩育成することでコーチング技術を磨く
後輩育成すればコーチング技術が身に付き有利です。さきほども述べたように、後輩育成の経験が全く無い30代は「問題のある人ではないか?」と疑われる可能性があります。何故なら人に教える経験が無かったということは
・教えるだけのスキルが無い
・人格的に人に教える資質が無い
と見なされるケースが非常に多いからです。どの会社へ行ってもそういう見方が多いと思います。そんなときは、まずは後輩に自分の持ってるスキルを教える・伝えることで人を育てるということを始めてみましょう。
もしかしたら人に接したり、指導したりが苦手な方もいるかもしれません。そんな時は後輩が困っているときに
「こうすれば出来るよ」
と一言アドバイスをあげるだけで良いです。何度かそれを重ねるうちに、きっと後輩はあなたに心を開き信頼します。それを続けるだけで、立派に後輩育成・マネジメントが出来ていることになるんですよ。30代としても必須となる能力ですので、少しづつで良いので後輩と関わるようにしましょう。
まとめ
では本日の記事をまとめます。
転職活動がうまくいかない理由は以下の4つになります。
- 現職と全く同一の仕事を希望している
- 給料にこだわりすぎる
- 何が出来るか?何をしたいかを明確にしていない
- マネジメント経験が全くない
そして転職活動をうまく進めるコツは以下の4つです。
- 希望条件を細かくし過ぎない
- 給料よりも働き甲斐があるかを重視する
- 自分の強み・希望を丁寧にまとめてみる
- 後輩育成することでコーチング技術を磨く
勿論、うまく行かない原因は他にもいろいろ考えられるかもしれません。ですが大事なことは、今自分が何が出来て、どうなりたいか?と真面目に真剣に考えることかなと思います。そうすれば表面的な「この仕事良いな~」みたいな感覚にとらわれなくなります。
もし今あなたが働く環境が辛くて耐え難い環境だったとしても、かならずあなたにピッタリの違う職場はあります。そしていざと言う時にそうした理想の職場へ移れるよう、普段から「自分という人間」を良く観察し把握しておくのは良いことですよ。
追伸
もし今後のキャリアプランや転職で迷ってらっしゃるようでしたら、直接私が状況を伺い、これまでの経験と実績から考えうるアドバイスをお伝えすることができます。
エンジニア歴23年で開発から営業、また役職としては課長まで経験しています。特に製造業に関してキャリアプランや転職でお悩みの方には適切なコメントが出せると思います。
残念ながらネットの製造業、半導体の仕事の説明記事は半分以上がエンジニア未経験者が書いた不十分で間違いだらけの情報になっています。そこから情報を得ることは危険です。
正しい情報を入手し、エンジニアとして最短で望ましいキャリアパスを作るなら、一部上場3社で様々な業務を経験し、実績も上げた私のコメントは参考になると確信しています。
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