30代の転職で即戦力になれる能力とは【4つの能力と習得法を伝授】

30代中堅君
30代で転職活動してるけど、どうせなら転職後に次の職場で即戦力で活躍したい!どんな能力があったら活躍できるか知りたいな。あとどうやったらそういう能力が身に着くかも知りたいな。

たけ
確かに30代で転職して即戦力になるには一定の能力(というかスキル)が必要ですね。分かりました、今日はこの話題を掘り下げて即戦力になるコツをお教えします。

 

本記事の内容
・30代の転職で即戦力になれる能力が分かる
・即戦力になる能力の身に着け方が分かる

たけと申します。現在、半導体メーカーでプロセスエンジニアとして働いています。私は34才、46才で2度転職を経験しております。34才の時はエンジニアから技術営業という違う職種に転職をしています。

 

30代での転職当時は違う職種ということで家族や友人にも心配をかけましたが、蓋を開けてみれば転職後わずか4年で課長に任命されるなど、結果的に職場で実績と信頼を勝ち取ることが出来ました。

 

こうした結果を残せたのも、私が30代の転職で即戦力となれる能力をある程度持っていたからだと自負しています。本日は30代での転職を検討されている方、もしくは既に始めている方へ即戦力となれる能力のご紹介とその能力の身に着け方をお伝えしたいと思います。

 

もし今転職活動の方向性が定まっていない方も、この能力を身に着けそれを武器にした転職活動に励んで頂ければと思います。

 

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30代の転職で即戦力になれる能力とは?

30代の転職即戦力となれる能力とは・・・

  • ロジカルシンキング
  • 現状分析&推論考察力
  • マルチタスク実践力
  • マネジメント能力

の4つです。では一つづつ詳しく解説をしていきます。

 

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングが出来ると転職後に即戦力になれます。

 

なぜならきちんとロジカルシンキングを身に着けていれば、トラブルや大きな課題が発生した時に、論理的に何が正しくて今何をすべきかを導き出すことができるからです。

 

後ほどロジカルシンキングの私なりの身に着け方をお伝えしますが、どんな考え方かもう少し丁寧にご説明すると

 

・いまどういう状況なのか?
何故トラブル(問題)が起こっているのか?
・出来ることを全て洗いだせるか?
・今我々がとるべき方法は何か

 

と順を追って論理的合理的に考え、最善の答えを出せるアプローチの仕方です。いわば複雑に絡み合った問題を一つづつ紐解いていく作業だと言えます。どちらかと言えば理系の方が得意な考え方かもしれません。

 

現状分析&推論考察力

現状分析と推論考察が出来ればあなたは即戦力として職場で頼りにされるでしょう。結局、現状分析&推論考察をするためにもロジカルシンキングが大事になってくることは確かです。

 

そしてロジカルシンキングをベースにしながら、今まで起こった事例や過去の経験・知見から次にどんな手を打つべきか「根拠を持った推論」をすることでチームの決断 or 部署の決断にも迷いがなくなります。

 

どんな会社でもそうですが、部署の方向性を出したり決断をするためには根拠をもったデータ、もしくは根拠のある理屈がなくてはなりません。

 

もしあなたが新しい職場において一定の基準、理屈に基づいて論理的で根拠のある考察で部署の方向性を示せれば、とたんに「頼れる信頼できる参謀」となることができる訳です。

 

マルチタスク実践力

複数の仕事をマルチタスクでこなせれば即戦力として活躍できます。

 

30代ともなればプレイヤーとしての役割の他に、マネージャーとしての役割も出てきますので、毛色の違う色々な仕事を同時進行でこなせる人材はどんな会社・組織に行っても絶対に重宝されると思います。

 

裏を返せば、1回に1つの仕事しかできない30代をわざわざ企業の転職枠で採用して頂けるでしょうか?その部署の業務推進力を強化したいのに「1個しか仕事出来ません」という人材は、マネージャーの私の立場から言えば必要ありません。厳しいですがそれが現実です。

 

マルチタスクで仕事ができるかどうか?という視点は、言い換えれば大量の業務のすべてに対し「適切に優先順位をつけられるか?」と言い換えることができます。チームのリーダー、もしくはサブリーダーとして期待される30代の人材は,

 

「どの業務を」
「いつまでに」
「どのくらいのクオリティで」

 

やるべきか道筋をつけることが重要になってくるのです。

 

マネジメント能力

マネジメント能力がある人材はどこの職場でも大切にされます。

 

大抵どこの職場でも、多くの一般社員に対し管理職含め取りまとめの人材は少ないものです。このいびつなバランスを解消し、部署全員の目指す方向を揃えうまく部署運営をしていくためには、チームという小集団では管理職の代わりに上手に仕切れる人材がとても大切なのです。

 

大きな部署をいくつかのチームに分けた時、その各チームが上司の目指す方向や解決すべき課題を共有できていれば部署としての運営は非常にスムーズになりますし、チーム間の風通しも良くなります。

 

30代はチームリーダーを期待される立場ですので、その認識はしっかり持って頂ければと思います。

 

即戦力になれる能力の身に着け方

即戦力になれる能力の身に着け方は

  • 課題に対して「なぜ?なぜ?」を繰り返す
  • 課題解決事例を沢山見聞きし自身でも経験する
  • オーバーフローになるくらい仕事を受ける
  • 積極的に後輩へアドバイス&部署の仕事を引き受ける

の4つになります。では詳しく解説をしていきますね。

 

課題に対して「なぜ?なぜ?」を繰り返す

さきほど述べた能力「ロジカルシンキング」を身に着けるにはなぜ?なぜ?を繰り返しながら物事を考えることが有効です。何故ロジカルシンキングを行うかと言うと、最終的には

 

・いまどういう状況なのか?
何故トラブル(問題)が起こっているのか?
・出来ることを全て洗い出せるか?
・今我々がとるべき方法は何か

 

という解を根拠を持って出すためにも、論理的に合理的に考察を行うことが必要になるからです。つまり複雑に絡み合った問題を一つづつ丁寧に紐解いて、最後はどうすべきか?を出せば良いのです。

 

この一つづつ丁寧に問題を分解・解析していく手法が一般に「なぜなぜ分析」とも言われている手法です。やり方は難しくありません。例えば

 

■商品配送が遅延し、お客様の販売の機会損失を招いた、というトラブルに対して今後の解決策を考えるとします。まず

 

1.なぜ機会損失が起きたのか?
⇒我々の商品提供が遅れたから

2.なぜ商品提供が遅れたのか?
⇒発送が遅れたから

3.なぜ発送が遅れたのか?
⇒商品製造が遅れたから

4.なぜ商品製造が遅れたのか?
⇒地震で製造ラインが破損し能力が落ちていた
⇒地震復旧のため人手も不足していた
⇒地震の影響で製品材料の搬入も遅れた

 

という具合です。ここまで分解できただけでも課題が既に見えたのではないでしょうか?既にあなたにも解決策が複数浮かんだはずです。これがロジカルシンキングです。

 

課題解決事例を沢山見聞きし自身でも経験する

課題解決事例を沢山学びまた自分でも経験することで、予期せぬ問題への対処能力が身に付きます。

 

先程、30代が即戦力として活躍するためには「現状分析&推論考察」が出来ると有利ですよとお話しました。その能力を高める為にはズバリ過去の知見とご自身の経験がものを言います。

 

一言に現状分析と言ってもあなたはどうやったらその能力が上がるのかすぐイメージ出来るでしょうか?実は課題解決事例を知識として沢山持った上でないと、的確な現状分析は出来ないのです。

 

過去に起こったあるトラブル(or問題)に対して、どんな対応策を取って最終的にどうなったか?という事例を沢山知ってください。

 

「こういう時にはこういう型がうまく行きやすい」
「こういう時にこんなやり方をすると混乱を招く」

 

といった事例をどんどんご自分の中にストックしてください。毎日の業務の中で問題は日々起こっていると思います。ご自分の担当業務以外でも、何か問題が起きたら

 

・担当者はどう考えたのか?
・そして上司の判断はどうだったのか?
・最終的な顛末はどうなったのか?

 

注意深くその経緯を追ってみてください。ありとあらゆる課題解決事例がベースとなり、あなたの現状分析能力、そして今後どうすべきかの推論能力となることをぜひ覚えておいてください。

 

オーバーフローになるくらい仕事を受ける

オーバーフローになるくらい仕事を受けることで、マルチタスクができる人間になれます。

 

なぜなら、抱えきれないほどの業務を担当することで、初めて本気で業務の優先度を真剣に考えるようになり、業務効率を格段に上げることができるからです。

 

例えば10個の仕事を同時に依頼されてしまうとします。最初は不安ながらもご自分なりに一生懸命優先順位付けをすることになるでしょう。その結果例えば下記のように分類するとします。

 

【1】優先度の高い仕事は3
【2】優先度高くないが期限が短い仕事は4
【3】優先度も高くない&期限も無い仕事は3

 

ここまで分類出来たら、まずは【1】の仕事に注力すること。そしてスキマ時間が出来たら、【2】の仕事の中で、すぐに終わるものから片付ける事。

 

そして本当に時間に余裕がなければ【3】は一旦断るか、業務負荷の少ない部下に振ってします。そうすれば部下の仕事の幅も増える。

 

こんな進め方をするうちに、マルチタスク実践力は徐々に鍛えられて自然と身につくと思います。最初のきっかけは「無理だと思ってもどんどん引き受けてしまうこと」です。ぜひ無理をしましょう(笑)。

 

積極的に後輩へアドバイス&部署の仕事を引き受ける

積極的に後輩へアドバイス&部署の仕事を引き受けることでマネジメント能力が鍛えられてお勧めです

 

なぜなら後輩指導と部署を代表する仕事をこなすことで、人材活用法と組織の動かし方を学ぶことが出来るため、トータル的にマネジメント能力が身に付くのです。

 

マネジメントと言うと、普通は後輩の育成や人の統括の話がクローズアップされがちですが、実は組織を上手に運営していく能力もマネジメントの大切な役割です。

 

例えば後輩育成であれば、後輩にはちょっと難しいかな?という業務もしくはトラブル対応を任せてみるのが良いかもしれません。

 

難しい業務でもしかしたら後輩は何も考えずに何でもかんでも聞いてくるかもしれません。ですが、その業務は君の責任でプロ意識を持って対処すべき、と諭すのもあなたの人材育成の訓練になります。上手に説明できますか?

 

また部の運営に関わる仕事であれば、例えば部署の業務をお客様にプレゼンする機会があるとします。部署内は小さなチームに別れ、それぞれ違う業務をしているため、各チームに資料作成を依頼しとりまとめる必要が出てきます。

 

そのとりまとめ役などをやってみてはいかがでしょうか?実は思ったよりも大変な仕事です。資料のまとめ方、期日、部署のアピールポイントとして強調すること、等を全チームで同じ認識で共有しなければなりません。単なるメール連絡ではとても出来ませんよね。

 

率先して集まれる場を作り、自分なりの見解と方針を打診し必要なら皆ですり合わせる。正に部署運営のスキルが磨かれます。私も転職後は常にこういった仕事の繰り返しでした。

 

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まとめ

では改めてまとめますと、30代の転職で即戦力となれる能力とは・・・

  • ロジカルシンキング
  • 現状分析&推論考察力
  • マルチタスク実践力
  • マネジメント能力

の4つになります。そしてこれら即戦力になれる能力の身に着け方は

 

  • 課題に対して「なぜ?なぜ?」を繰り返す
  • 課題解決事例を沢山見聞きし自身でも経験する
  • オーバーフローになるくらい仕事を受ける
  • 積極的に後輩へアドバイス&部署の仕事を引き受ける

の4つになります。

 

もしいまあなたが30代でこれから転職活動を始めたい、もしくは既に始めているならば、ご自分が応募先の会社で即戦力になる能力があるかどうかを考えてみてください。

 

もし「ちょっとスキルが弱いかな?」と思ったら転職活動を継続しながらも、現職の会社で意識的にご自分の能力開発を着実に進めて頂ければ必ず良い結果に結びつくかなと思います。一緒に頑張りましょう。

 

追伸

もし今後のキャリアプランや転職で迷ってらっしゃるようでしたら、直接私が状況を伺い、これまでの経験と実績から考えうるアドバイスをお伝えすることができます

 

エンジニア歴23年で開発から営業、また役職としては課長まで経験しています。特に製造業に関してキャリアプランや転職でお悩みの方には適切なコメントが出せると思います。

 

残念ながらネットの製造業、半導体の仕事の説明記事は半分以上がエンジニア未経験者が書いた不十分で間違いだらけの情報になっています。そこから情報を得ることは危険です。

 

正しい情報を入手し、エンジニアとして最短で望ましいキャリアパスを作るなら、一部上場3社で様々な業務を経験し、実績も上げた私のコメントは参考になると確信しています。

 

もしご興味がございましたら、本ページ下の「【転職、キャリアで悩んだら】直接お話伺います」をご覧ください。では、頑張っていきましょう。

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【転職、キャリアで悩んだら】直接お話伺います

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