
・出世競争で一度負けても追いつける
たけと申します。
現在、半導体メーカーでプロセスエンジニア兼係長として、チームの取りまとめを担当しています。
半導体歴は24年で、前職では技術営業部の課長として組織運営を担っていました。
ちなみに半導体では難関と言われる半導体製品製造一級技能士の有資格者でもあります。
今回は同期に出世競争で負けてしまったときに取るべき行動について述べます。
実は私自身が同期との出世競争で負けまくり、口惜しさとふがいなさを噛みしめていた時期が長かったのです。
暗黒の20代後半~30代前半に同期に出世で負けまくり辛い時期を過ごしました。
ですが、やるべき業務をしっかりこなしてスキルを上げ、専門知識とマネジメント技術の習得・実践を繰り返せば必ず努力は報われます。
事実、34才で転職後は私のスキルが正当な評価を受け、上司も驚くスピード昇進で課長に昇進しました。
本記事は出世競争で同期に遅れ、意気消沈している方を元気づける為に書きました。
まだまだ大丈夫!ぜひ私の事例を参考にしてください。
この記事でわかること
同期の出世が悔しい時にやるべきこと
同期の出世が悔しい時にやるべきことは
- 同期が昇進できた秘訣を探る
- 不平不満は決して言わない
- 業務を完璧に遂行しスキルを上げる
- とりまとめ任務を進んで引き受ける
の4点です。では詳しくご説明をしていきますね。
同期が昇進できた秘訣を探る
同期が昇進できた秘訣を探ることは、今後のあなたの昇進のカギにもなるのでとても大切なことです。
というのも、昇進した同期がどんな人物か、これまでどんな実績を残したか、あるいは普段の仕事ぶりはどんな状態かを知ることで
「会社の上層部が出世させたい人材像」
を把握することができるからです。注意深く、冷静にみているとその同期が出世した理由が「なるほど」と分かってくるはずです。
例えば私自身の経験ですが、資料作成や仕事でのミスが多い友人が何故かいち早く係長に昇進していました。
同期の中でも「お前は詰めが甘い!」なんて笑い話をしていたのに同期で一番に係長になりました。
同期は皆ショックを隠し切れない様子でしたが、でもこの友人にはとても強いアピールポイントがありました。
それはミスが多いが、直るまで何度でもすぐに修正をすること、そしてミスのリカバリに他部門の協力が必要なら上司の判断を待たず、一人で他部門の管理職を巻き込み動かしてしまうバイタリティーがあったのです。
ここまで読んだらあなたにもこの友人が昇進した理由が分かりますよね。彼は失敗を恐れず、いざと言う時に組織を動かせる人物だったから昇進した訳です。
不平不満は決して言わない
不平不満を決して言わないことは、最低限守るべきルールです。
さきほどの話の様に、自分より仕事ができない、ミスが多い同期が先に昇進したら
「人事はおかしい!」
「俺が先に上がるべきだろ!」
なんて文句を言ってしまいそうです。
ですがそんな文句を言っていることがバレると、扱いづらい不満分子のレッテルを貼られるので控えた方が賢明です。
同期の昇進に文句を言うことは会社の決定、つまり上層部にたてつくことになります。
もしかしたら上司は普段のあなたの頑張りを見ていて次の昇進をあなたに決めていた可能性があります。
それなのに、狭い視野で、自分が面白く無いという理由だけで上層部非難をしたら「気難しく使いづらい部下」だと思われ、昇進はさせるべきではない、という判断になりかねません。
ですので既に決まったことは決まったこととして冷静に受け止め、あくまでご自身は謙虚な姿勢で普段の仕事をしっかりこなすことが第一ですね。
業務を完璧に遂行しスキルを上げる
業務を完璧に遂行しスキルを上げることが、あなたが果たすべき一番大事なことです。
というのも、職種によらず昇進して上司の立場になれば、その業務に関して専門的な見地からの判断が必要になるからです。
いくらあなたが昇進したい!と思っても、専門的な知識や技術のバックボーンがなくてはその資質はないとお考えください。
60代、70代の我々の親世代では「ゴマすり」だけで出世できた時代があったと言われます。
ですが、それは部門判断、事業判断を厳密にしなくても物が飛ぶように売れ、利益が出ていた高度経済成長期と言う恵まれた時代だったからです。
つまり誰が上司でも、日本中が常に利益の出る仕事に溢れていたのです。
でも残念ながらいまは違います。
例えマネージャーであっても、プレイヤーとしての専門知識は身に着け、その知識をベースに方針を打ち出せる必要があります。
つまりあなたが昇進したいと願うなら、業務を完璧に遂行しスキルを上げることが最低限の必須条件になります。
とりまとめ任務を進んで引き受ける
とりまとめ任務を進んで引き受けることは、非常に出世に有利ですし、必須条件です。というのも、
「出世する=部下が増える」
ということですので、とりまとめ業務が出来なければそもそも出世させても部署運営ができません。
もっと分かりやすく言えば、とりまとめが出来ることは出世の必須条件になります。
もし同期の出世が悔しく、次こそは自分が昇進したいとお考えでしたら、小さな仕事で良いのでとりまとめ任務を積極的に引き受けて、部下の統括や部署運営の方法を少しづつ学ぶことが大事です。
私は20代後半~30代前半は全く評価されず、係長昇進も同期で最後の方でした。
ですが在職中にとりまとめの仕事を多数任せてもらったおかげでマネジメント力が向上し、転職後に自分の強みとして非常に役立ちました。
出世競争で一度負けても追いつける?
出世競争で一度負けても追いつけるのかというと
- 一度の出世競争の遅れは完全に取り戻せる
- ポイントとなるのは部下からの信頼
- 職場が嫌なら環境を変えると成功しやすい
というお話をさせて頂きます。ぜひじっくり読んでみてください。では行きますよ。
一度の出世競争の遅れは完全に取り戻せる
一度くらいの出世競争の遅れは完全に取り戻せるのでご安心ください。
というのもそれぞれのポジションで要求される役割や実績が異なるので、例えば後から係長になったとしても、同期を追い越して課長になることはザラにあるのです。
係長では通常は小集団(2~5人程度)のグループのメンバーの進捗管理を行い、成果や進捗を課長へ報告するのが役割です。
一方、課長ともなれば、複数の小集団を束ねた課全体で成果を出すことが任務です。
前職では私も15人の部下がいましたが、このくらいの人数の業務進捗、体調や精神的な負担がないかなどもケアしながら、組織の運営をしていく必要があるのです。
小集団だけの管理を行う係長とは、業務の質も範囲も全く異なることがお分かりになると思います。
より大きな視点で大集団をあるべき方向へ導ける力、それさえあれば係長への昇進で負けても課長への昇進で十分勝てるのです。事実私がそうでした。
ポイントとなるのは部下からの信頼
出世競争で一度負けても、部下からの信頼があれば逆転は可能なのです
というのも組織運営は上司のリーダーシップも大事ですが、それ以上に担当者に意図通りに動いてもらうことが不可欠です。
ですのであなたと部下に強い信頼関係があり、何か指示をしたら、あるいは指示がなくともあなたの意図通りに動いてくれることが必須になるのです。
あなたが昇進したときに、今一緒に働いている同僚、そして後輩がそのまま部下になる訳ですから、それまでに信頼関係を築き、お互いに気兼ねなく相談し仕事を頼める環境はやはり大事ですよね。
信頼を深めるオススメ方法としては、自己開示をしっかりするということです。
自己開示と言うのは言ってみれば、その人の前では本音を言い自分の人間性や考え方を知ってもらうことです。
自分から自己開示をすることで、相手の自己開示を引き出しお互いに深く分かり合えるようになりますよ。
職場が嫌なら環境を変えると成功しやすい
今述べたように、まともな上司や信頼できる部下がいる恵まれた労働環境であれば、一度くらい出世で逆転されても、次のポストへの昇進で逆転することは十分可能です。
そうなんです、あくまで「仕事にフェアな職場で出世が遅れた場合は」という条件付きです。
私自身も20代後半~30代前半に冷遇され酷い時代を過ごしましたが、もしかしたらあなたも理不尽上司やワガママ部下のせいで正当な評価をもらえず昇進が遅れてしまった可能性もあります。
あるいは40~50代の役無し年配者が多すぎて、出世のポスト自体が無いケースも多いです。
あきらかに出世への見通しが困難なこういった状況では、環境を変えることで出世スピードを早めることができます。結局、私も転職と言う手段で早い出世を手に入れました。
転職後4年で課長に昇進した私は、転職活動を通して明確に分かったことがあります。
それはあなたの才能は他の部署、他の会社では非常に重要な能力として生かせる場所が必ずあるということ。
つまり今の部署ではたまたまアンマッチで評価されなかった可能性があるということです。
環境や会社を変えれば、私のようにあなたの評価も激変し優遇される可能性が大いにあります。ただしその環境は待っているだけでは絶対に手に入りません。
いまよりも高いポストを目指し、仕事に誇りをもってモチベーション高く働くなら環境を変えるべきです。いや変えなければ「あなたの望む昇進とやりがいは手にはいりません」。
私が20代~30代の転職でお勧めしたいのはマイナビエージェントです。
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2回の転職した私だから言えますが、30代で会社員としての価値と出世コースはほぼ確定します。
40代で役無しの方は、定年まで無役か異動か途中退場が多いです。
本当に自分に合った会社は転職のプロに客観的な目で判断してもらうのが近道です。
何しろ、私自身も苦手だと思った技術営業に転職してうまくいきましたから。
転職のプロは適職選択のプロでもあります。
ぜひマイナビAGENTさんを活用して賢く最短の転職活動をしてみてください。
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マイナビAGENTさんの口コミを調査
利用者の生の声が多く投稿されるツイッターで調査してみました。
ここ数日、数週間でも活発なコメント投稿がありますね。
良い点としては20~30代に合っていて丁寧な対応。
残念な点としては職歴が短すぎると紹介が難しいケースもあるとのこと。
まとめ
同期の出世が悔しい時にやるべきことは
- 同期が昇進できた秘訣を探る
- 不平不満は決して言わない
- 業務を完璧に遂行しスキルを上げる
- とりまとめ任務を進んで引き受ける
の4点になります。
そして出世競争で一度負けても追いつけるのかというと
- 一度の出世競争の遅れは完全に取り戻せる
- ポイントとなるのは部下からの信頼
となります。
私や身近な友人の経験として分かったのは、係長(小集団)のリーダーへの昇格が遅かろうと、次の課長昇進はあっという間にできる事例も多く見ています。
とはいえ、もし万が一”上司”や”部下”や”役無し一般社員の順番待ち”といった「職場や会社が出世にとって障害が多すぎる状態」ならば、今の環境にしがみつかず環境を変えるのも賢いです。
もし環境を変えるなら、必ず自分の年齢に合った転職エージェントさんを選んでください。
過去に私も20代後半~30代前半で冷遇され悩んだ末に転職して救われました。
もしあなたがその世代の方なら、まずはマイナビエージェントさんを検討してみてください。
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