仕事で上司に評価されない4つの理由とその改善法【丁寧に解説】

若手君
頑張ってるつもりだけど、いつも上司からの評価が低くて辛いな。なんで評価されないのか理由が知りたいよ。あと上司からの評価を上げる方法があれば是非知りたいな。

たけ
分かりました!私も長らく評価が低かったのでお気持ちは良く分かります。私なりの解を出しますね。
本記事の内容
■仕事で上司に評価されない理由が分かる
■上司からの評価を上げる方法が分かる
■努力しても評価されない時の対処法が分かる
こんにちはたけと申します。現在、半導体メーカーで係長職として勤務するサラリーマンです。実は私自身も長らく上司からの評価が低く不遇の時代を過ごしました。
ですが上司への接し方・仕事への取組み方を変えることで上司からの評価が上がり、28歳で平均年齢40歳の開発チームのサブリーダーへ抜擢された経験があります。
更にはその時のマネージメント経験を買われ、次の転職先(2社目)では、転職後わずか4年で課長という役職を任されました。現在は3社目に在籍しています。
評価の低い部下としての立場、そして部下を評価する上司としての立場、両方を知る私だからこそ本当に適切な答えをお伝えできると考えています。ではさっそく行ってみましょう。
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仕事で上司に評価されない理由

私が考える上司に評価されない理由は以下の4項目です。それは

  • 上司の意図に応えていない
  • 納期を守らない
  • データ(資料)の完成度が低い
  • 自分なりの見解・提案が無い

になります。では以下で順に詳しくご説明いたします。

 

上司の意図に応えていない

上司が欲しい情報を出せなければ評価は下がってしまいます。何故なら上司の意図と食い違った資料やデータを揃えてしまうと、やり直しの手間や手戻りが発生するリスクがあるからです。

 

また意図違いの情報を出すことで他部署に迷惑をかけてしまった場合、上司自身に他部署への謝罪や調整を強いることになるため非常にまずい事態になります。

 

例えばこんなケースが考えられます。上司は2019年下期の売上予測の為、2019年上期の売上についてまとめて欲しいのに、あなたは確認もせず2018年上期(昨年)の売り上げをまとめてしまうような事例。

 

今年後半の売上予測をするためには、上期の売上実績をまず最初に確認し、上期の販売戦略が正しいものであるかどうかの見極めが必要になります。

 

こうしたミスマッチが起こると、分析&資料の再作成が必要になりますし、もし他部署からの依頼で行った業務の場合、再作成による遅延によって他部署へも迷惑をかけてしまいます。

 

納期を守らない

納期を守らない場合、即上司からの評価は下がるでしょう。理由は以下です。

 

あなたが受けた仕事は、上司が更に上層部から依頼を受けた案件である可能性もあります。そんな大事な業務の納期が守れなければそれはすなわち即上司の責任になってしまうため、納期が遅延すればあなたへの信頼も評価も下がってしまいます。

 

例えば次のようなケースがあります。上司から急ぎの資料作成の依頼があったが、製品立ち上げで非常に忙しく、後回しにして納期が守れない、といった場合です。

 

他の業務より上司の依頼を後回しにしたら、上司の信頼も無くなり評価が下がってしまうでしょう。

 

データ(資料)の完成度が低い

データ(資料)の完成度が低い、あるいはミスなどが多いと上司からの評価が落ちてしまうことがあります。

 

何故ならデータ(資料)の完成度が低かったり、ミスが多いということは自分が作成したデータ(資料)を真剣に見直したり、適切な数字を使っているか確認できていないということだからです。

 

つまりあなたの業務の真剣度が低いとみなされてしまうため、上司からの評価がすぐに落ちてしまうのです。

 

例えば過去のデータの使い回しであれば、ミスだらけの資料になる危険性は低いでしょう。ですが全くの新規案件で資料作成を依頼されたときは要注意です。そこでは新たにデータを確認し、更に必要なら面識のない他部署の担当者にヒアリングも行う必要も出て来るかもしれません。

 

つまりそれだけ手間もかかり、データの信憑性を真剣に精査する必要が出る訳です。こうした状況で一つ一つの手順やデータをしっかり確認しないと、最終的なデータ(資料)の完成度が低くなってしまうのです。

 

自分なりの見解・提案が無い

残念ながら言われたことだけをやっているだけでは上司からの評価は得られません。

 

上司があなたに期待していることは、現状のやり方に不都合は無いか?と言った問題意識を持ち、自分なりにアイデアを考え常に良い方向へ改善をして欲しいとの気持ちがあります。もしくは現在問題が無くとも更に効率的に出来る方法を模索して欲しいと考えているのです。

 

言われたことだけをやり、考えること、積極的に提案することができなければ残念ながら上司には評価されないのです。

 

例えばある書類の決済に複数の上司の承認が必要だとします。これまでは一人一人伺って承認の印をもらい、ようやく決済がおりるような手続きでした。

 

こんな非効率な手続きを、なんの疑問も持たずロボットのようにこなしていたらいくら時間があっても足りませんよね?こういうことこそ、自分なりのアイデアで効率化が必要になるのです。

 

上司から評価されるための改善策

私が考える上司に評価されるための改善策は

  • 上司の意図に応える
  • 上司からの依頼は最優先に処理する
  • 提出資料の完成度は完璧を期す
  • 自分のアイデアや改善提案を行う

になります。では順番に見て行きましょう。

 

上司の意図に応える

上司の意図に応えることで上司からの評価が得られます。

 

その時々で上司からの依頼内容は変わりますが、いつも上司が望むデータを、望む形式で出すことが出来れば上司は安心してあなたに業務を任せられると思うでしょう。そうなれば、あなたへの評価は上がり信頼感も増すのです。

 

上司の意図を食い違いなく上手に汲み取るには、以下の情報をあらかじめ上司に確認することが秘訣です。

・その仕事の依頼元
・どんな結論を想定(期待)しているか?
いつまでに終わらせるべきか?
緊急度/重要度はどの程度か?

これらの項目さえ押さえておけば、少なくとも上司がいつどんな結論のデータ(資料)を望んでいるかは把握することが出来ますよね?是非お役立てください。

 

上司からの依頼は最優先に処理する

特別な理由がなければ上司の依頼は最優先で対応すべきです。

 

実は上司から依頼された仕事が完了したと思っても一度出来上がったデータ(資料)を上司に見せたところで「やっぱりこのデータもグラフに入れて」など追加要求が出ることも多いのです。

 

しかも期限は変わらないことが多いため、ギリギリで対応してしまうと追加や修正の手番がなくなることになります。

 

従って、上司からの依頼仕事は最速で完了し、もしもの場合のイレギュラーな追加作業に備えるというのが賢い進め方です

 

提出資料の完成度は完璧を期す

提出資料はあくまで完璧を目指すことが重要です。何度も手直しが発生してしまうと、そのたびに上司に直っているか、上司の意図した通りの結果になっているかチェックをお願いする必要が発生します。

 

それだけで上司に負担を強いてしまうと同時に、「一発で仕事が出来ない人」というレッテルも貼られかねません。一度イメージが付いてしまうと、それを覆すのは非常に困難になります。

 

ミスがなく、個々のデータ・根拠に疑問のない資料を一発で作成できたら上司からの評価は高くなるでしょう。

 

例えば先ほど述べたように、これまで誰もやったことが無いような新規業務を行う時に、ミスや確認漏れが発生する危険性が高まります。そういった時は特に注意して、データの確からしさ、資料の公平性などの精査が重要になります。

 

自分のアイデアや改善提案を行う

業務改善に自分でアイデアを提案することが重要です。実は普段の何気ない業務であっても、実は無駄や非効率な部分は沢山あります。

 

例えば1つの書類の決裁に複数の上司の承認が必要な場合、いちいち各上司の元に出向いて印をもらうケースもあると思います。こんな状況を、例えばexcelマクロを用いて自動で複数の上司が順に決済できるよう改善提案できたら大幅な効率UPが出来ますよね。

 

上司から見たら
「問題意識をしっかり持って」
「現状の改善」

 

が出来る意識が高い部下だ!と思われ評価はあがると思います。

 

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それでも評価が上がらないときはどうすれば良い?

あなたの考える限り努力しても上司の評価が得られない場合、もう環境を変えるしか選択肢はないと思います。環境を変えるには以下の2つの方法があります。

  • 社内転職で他部署へ異動する
  • 転職して新しい環境を得る

では詳しくご説明していきます。

 

社内転職で他部署へ異動する

社内で他部署へ異動することで評価が変わることがあります。もしあなたが、落ち度も無くしっかり業務をこなしているにも関わらず、長らく評価が悪いのであればまずは社内で異動が可能か検討してみてください。

 

どんなにあなたがしっかり業務をしていても、やはり最後は人ですので、どうしても上司と合わない時は異動という手段が最も効果的です。

 

ただし、上司に内緒で他部署に異動できる制度を持つ会社は少ないかもしれません。特に部署が少ない中小企業では難しいと思われます。

 

その場合でも、あくまで前向きな理由(新しい分野・業務を学びたい等)を前面に押しだして、現在の上司に異動の希望を出し続けるというのが現実的な進め方になると思います。

 

転職して新しい環境を得る

上司に評価されず、社内異動も難しいなら転職が望ましいです。長らく評価が低く、そして社内ですぐに異動できないなら、いまの職場で過ごすことはあなたにって時間的・労力的に大きな損失となります。

 

もしいまあなたが上司からの評価が低く
「もう変えられないからしょうがない」
「どうせ自分が悪いんだ」

 

などと考えてしまっているなら是非、転職し新しい環境を手に入れることも視野に入れてください。あなたは他の会社に行くことで正当に評価される可能性も大いにあります。

 

私は34才の時に転職しましたが、それまで長らく上司からの評価が悪く、ずっと「しょうがない」と気持ちを押し殺して耐えていました。

 

ですが、転職しこれまでの実績を正当に評価してもらえましたし、上司からの評価が良ければ業務へのモチベーションも高まります。無理に耐えることは本当に無意味です。

 

是非、ご自分を一番大事にしてください。もし社内であなたの輝ける場所が無いなら、是非積極的に他の会社を見てもっと条件の良い場所で働いて頂きたいです。下記の記事を参考にしてみてください。

 

 

まとめ

ではでは最後にまとめますと

あなたが上司に評価されない4つの理由とは

  • 上司の意図に応えていない
  • 納期を守らない
  • データ(資料)の完成度が低い
  • 自分なりの見解・提案が無い

であり、

上司から評価されるための改善策とは

  • 上司の意図に応える
  • 上司からの依頼は最優先で処理する
  • 提出資料の完成度は完璧を期す
  • 自分の見解や改善提案を行う

となります。

 

もしいまあなたが上司に評価されず不遇の状況にあるならまずは社内転職(異動)ができないか模索してみてください。もしそれが難しいなら、あなたの貴重な時間・労力を
大切にするためにも、早めの転職活動をお勧めします。

 

今の会社で不遇であっても、あなたは他の会社では貴重な人材です。ぜひ後悔の無い毎日をお過ごしください。あなたはご自身の晴らしい能力を正しい場所で生かして欲しいです。

 

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