年下上司がむかつく原因と上手な付き合い方【最終手段もご提案】

30代中堅君
いや~まいった。新しい上司が年下上司になっちゃったよ。仕事の内容あまり知らないくせに偉そうに指示するし、年上の僕にタメ口聞くし、毎日ストレスだよ。誰か年下上司とうまく付き合う方法教えて(切実)。

たけ
ついに来ちゃいましたか、年下上司。私も経験ありますが、付き合い方は工夫しないと難しいですよね。分かりました!年下上司との上手な付き合い方、そして最後の手段も教えちゃいますよ。

 

本記事の内容
・何故年下上司にむかついてしまうのか分かる
・年下上司との上手な付き合い方が分かる
・年下上司が無理な時の最終手段が分かる

たけと申します。現在、半導体メーカーでプロセスエンジニアとして働いています。私は34才、46才で2度転職を経験しています。

 

34才で入社した会社の課長は、3才下の年下上司でした。稀に見る優秀な方でしたが、それでもやはり戸惑いましたし、年下に指示されることは最初は面白くなかったです。

 

ですが、せっかく転職で入ったのでなんとか上手くやりたりと考え、行動と考え方を変えました。その結果、1年後にはお互いを最良のパートナーとして認めあえるほどの良好な関係を築くことができました。

 

本日は年下上司への対応に悩む方へ、私なりの対処法をご紹介したいと思います。あなたの釈然としない気持ちが少しでも救われたら嬉しいなと思います。では本記事をぜひご一読ください。

 

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年下上司がむかつく原因とは?

年下上司がむかつく原因は

  • 仕事ができないのに偉そう
  • 年上の部下にタメ口を使う
  • 対抗心丸出しでマウントを取る
  • 都合が悪くなると年下を強調

の4点です。では詳しくご説明をしていきますね。

 

仕事ができないのに偉そう

仕事ができないのに偉そうにする年下上司にはむかつきます。そりゃ当然のことだと思います。

 

なぜなら仕事が出来ない=仕事量/難しさが分からないことが多いため、課員に無駄な作業を強いたり、無理な短納期を守らせようとして、課員の負担が増えてしまうケースが多々あるからです。

 

しかも仕事が分からないくせに「俺が上司なんだよ!」と言わんばかりに偉そうに指示をされたらむかつきますし許せないですよね!

 

実は転職で入社したときの上司も最初はこんな感じでした。他部署から異動してきたばかりで専門分野の知識は0。そのくせ、課員になめられたら困ると思ったのか虚勢を張って指示だけは出すが、的外れで超デタラメ

 

実はこうした人たちは、誰にも頼れず、孤独で小心で可哀そうなんです(笑)。だからこそ型通りの対処法もあるので後述します。

 

年上の部下にタメ口を使う

敬う気配も全くなく、年上部下にタメ口を使うような年下上司はむかつきますよね。正直、社会人としての常識を疑いたくなります。

 

年下上司の部下になってしまった方は、多かれ少なかれプライドを傷つけられ、年下上司の部下であることを受け入れがたくなっています。そんな年上部下の複雑な気持ちも知らず

 

「お前は部下だから呼び捨てだ」

 

なんてぞんざいな扱いを受ければむかつくのも当然です。何も上司だから偉いわけじゃありません。私自身は直接こうした経験はないのですが、前職の友人がこういう年下上司でかなり嫌がってました。

 

やはり年上を呼び捨てにするという行為は、海外では普通にあるかもしれませんが、日本の職場環境では浮きますし受け入れられない習慣です。その友人は年下上司が嫌すぎて転職しました。

 

対抗心丸出しでマウントを取る

対抗心丸出しで「俺が上司だからな!」とマウントを取ってくるような子供じみた年下上司はむかつきます。

 

仕事というのはその場、その時で最善の方法を部署全体&関係者と相談しながら進めれば良いのです。つまり誰かが一人で全部の方針や段取りを決める必要はないのです。

 

ですが課員からどんな素晴らしい提案があっても問答無用で全て却下して、「俺が方針決めるから」と頑なに自分の意見を通そうとする年下上司もいてうんざりします。

 

こんな扱いを受けた課員は嫌な気持ちになりますし、モチベーションも落ちますし、誰もこんなバカは尊敬しません。

 

しかもゴリ押しで進めた自分の案が失敗した時は必ず部下の責任にするというお粗末なオマケ付きだったりします(笑)。何でこんな人が出世したの?って感じですよね。

 

都合が悪くなると年下を強調

都合が悪くなると年下や経験の浅さを強調するような、卑怯な年下上司にはむかつきます。

 

例えばあなたには年下上司がいるとします。そして社歴、部署での業務経験共にあなたの方が長く優れているとします。

 

こうした状況で、例えば取引先に提供したデータに間違いがありトラブルが起きた場合、真っ先に先方に謝罪に行き、緊急のリカバリー計画を立てる必要があります。こういう時にご都合主義の年下上司は、自分の経験の無さを強調し、

 

「僕は経験が浅いので客先には行きません」
「あなたが取引先に伺い挽回計画を作りなさい」

 

と気まずくて都合の悪い部分を部下に丸投げする卑怯で使えない年下上司もいます。最悪ですが、こんなヤツは結構いますよね?ほらあなたの隣の部署の課長さんもそうじゃないですか?(笑)

 

年下上司と上手な付き合い方とは?

さきほどあげた「年下上司がむかつく原因」を上手に解決できれば、年下上司と上手な付き合いができるのです。具体的な対処法は・・・

  • 謙虚に仕事を教える
  • 仕事を完璧に遂行し淡々と対応
  • 上司部下は単なる役割と考える
  • 最後は上司を立てる

の4点です。では詳しく述べます。

 

謙虚に仕事を教える

仕事ができない年下上司に、謙虚な姿勢で仕事を教えれば関係は良好になり付き合いやすくなります。

 

実は仕事ができない年下上司は、自分が仕事が出来ないことは十分わかっていますし、それによって負い目も感じているんです。

 

そこで恩着せがましく仕事を教えるのではなく、あくまで上司への配慮を欠くことなく丁寧に年下上司に仕事を教えてあげればとても感謝されますし、関係は良好になるはずです。

 

中途入社して最初の上司がこんな感じでした。年下上司は半導体の知識が全く無いのに、当初は勝手に超短納期の製造日程を決めてきたり滅茶苦茶でした。

 

私自身は約20年の半導体経験を持つプロでしたが、配慮を欠かさず上司を立て、丁寧に業務や専門知識を教えたところ、とても感謝され良好な関係を持てました。

 

実は年下上司は困っていてどうしたら良いか分からないという状況なんです。そこに合わせたサポートをすれば良いんです。

 

仕事を完璧に遂行し淡々と対応

仕事を完璧に遂行し淡々と対応することで、年下上司はあなたのことを認め、尊敬の念を持って接してきます。

 

さきほど「年上の部下にタメ口を使う」年下上司の話をしました。この場合つまりは、年下上司はあなたのことをなめている、軽んじている訳です。

 

そんな態度をとる年下上司に対抗し認めさせるには「業務の迅速さ・正確さ」を徹底的に見せつけ、認めざるを得ない状況にします。

 

年下上司に指示された仕事を可能なら全て期限前にミスなく完了させてください。そのためにご自身や同僚の方に資料やデータをきっちりチェックしてもらうことを忘れずに。

 

依頼された仕事は「はい、了解しました!」と低姿勢でこなします。このようなサイクルを続ければ

 

「この人は仕事が完璧だ」
「この人に頼めば大丈夫」
この人無しでは僕(年下上司)が困る

 

という状況に持ち込めます。そうなればタメ口というふざけた態度も自然と無くなるはずです。それでもタメ口が収まらないなら、とりわけ急ぎで重要な仕事の依頼を敢えて毅然と断ってください。

 

年下上司は慌てふためき、結局は失敗してあなたを軽んじたことを後悔するはずです。そこで逆恨みするような器の小さい上司なら、それこそ離れて環境を変えた方が良いですよ。

 

上司部下は単なる役割と考える

上司部下は仕事をするための単なる役割だと割り切れば、広い心で上司と良い付き合いができます。あなたに年下上司がいる場合、大抵はそれだけで面白くないと感じると思います。

 

何故かと言えば、あなたは年下上司よりも「劣った人間」だと会社からレッテルを貼られたような気分になり、プライドがズタズタに傷つけられてしまうからです。

 

ですが、それは完全なる勘違いであることを良く認識してください。年下上司君は、その部署でとりまとめの役割が合ってそうだからそこにいるだけで、ずば抜けて優秀とか、あなたが劣っている訳ではないのです。

 

逆にあなたには「データ分析」や「企画立案」とか違った役割があるはずです。今は部下無し管理職もいるように、ポジションは役割によって変わるだけなんです。

 

最後は上司を立てる

見栄っ張りな年下上司の場合、最後はちゃんと上司を立てることで満足し、良好な人間関係を作れます。

 

さきほど都合が悪くなると年下を強調する年下上司はむかつくと書きましたが、対処法はシンプルです。要は上司であることをアピールしたい気持ちを満足させてあげれば良いだけです。そのために他部署との業務も

 

  • 段取り
  • 調整・根回し
  • 事前の合意

 

は全て完了しておきます。そして公の打ち合わせの場や最終決断のところで、

 

最終判断は〇〇課長お願いいたします」
「ただ今ご提示の〇〇課長の方針にします」

 

とさも年下上司が決断したように周知します。実は誰が汗をかいて、誰が本当のキーマンなのかはその場の皆が分かっていることです。つまり年下上司も満足させつつ、あなたの実力も示せるので一石二鳥なんですね。

 

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年下上司がどうしても嫌な時の対処法

どうしても嫌ならもうこれしか手段はありません

  • 社内転職や転職で環境を変える

です。

 

これまでの対処法をおこなってもまだ年下上司と良い関係が築けない、もしくはどうしても嫌なら環境を変えて新しい職場を探すべきです。

 

というのも、あなたが本当に優秀な人材であった場合、年下上司との関係が悪いからという理由だけで、能力を生かせない場所に縛り付けられているのは大きな機会損失になるからです。

 

それはあなたご自身にとっても、会社にとっても非常に勿体ないことですし、それなら思い切って環境を変えることを考えてください。精神的にも良くない状態です。

 

しかるべき能力があり、異動するだけの事情があるなら、私は断然転職推進派です。優秀な人は正当な評価を受けるべきと常に考えています。

 

私自身が前職で酷く冷遇されたので、特に思います。では社内転職を上手に進める方法、そして転職を決断するなら以下の2記事を読んでみてください。

 

人気記事社内転職に成功する4つのコツを教えます【成功者の実践お墨付き】
人気記事30代の転職で失敗しない4つのポイントとは【転職組の即戦力課長談】

 

まとめ

では本日の記事の内容をまとめ、最後に年下上司との付き合い方を学べる参考書籍をご紹介します。「なるほど」と言えるとっておきの2冊をご紹介しますね。

 

年下上司がむかつく原因は

  • 仕事ができないのに偉そう
  • 年上の部下にタメ口を使う
  • 対抗心丸出しでマウントを取る
  • 都合が悪くなると年下を強調

の4点です。

 

年下上司との上手な付き合い方は

  • 謙虚に仕事を教える
  • 仕事を完璧に遂行し淡々と対応
  • 上司部下は単なる役割と考える
  • 最後は上司を立てる

の4点です。

 

自分が何故年下上司にむかつくのか?良く分析をし、その原因に合わせた対処法をとっていただけたらと思います。たけはいつでもあなたを応援しています。

 

  • 年下上司との付き合い方を学べる2冊

ではここで実際に読んで「面白い!役に立ったな!」と思う書籍を2冊ご紹介します。

記事の中でも語ったように、上司部下の関係は単なる役割で分かれていると説明していますし、私も確かにそれだけの違いだと思います。あと大事なことは、年下上司の呼び捨ては許さない。
日本では「呼び捨て=格下」という意識がどうしてもあります。単に役割から上司になっただけで呼び捨てをするような器の小さい年下上司もいます。そんな時どんな意識でいれば良いか教えてくれます。

これ実は年上部下を持つ年下上司向けのマネジメントの本です。ですが、年上部下の気持ち、葛藤、どう接したら年上部下は納得し動いてくれるかを言及していたのでとても参考になりました。
年下上司がどう動くべき、という内容が実例でふんだんに盛り込まれているので、逆に「年下上司はこんな思いなんだな」という心理を勉強するのにとても役立つと思いますよ。
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